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sweet heart project

Message from sweet heart

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〝こころもからだもやさしい〟を

「福祉のお菓子」をご存知ですか?

ハンディキャップを抱える方々が、社会と繋がり、働く喜びを日々感じながら、心を込めて1つひとつ、福祉施設で作っているお菓子のことです。

そのお菓子には、本人のひた向きな思いはもちろん、ご家族、施設のスタッフ、そして施設を支える地域社会……たくさんのやさしさ、物語が詰まっています。

sweet heart project 実行委員長 東光篤子

もちろんお菓子ですから、味が大切です。
東京都のある福祉施設の障がい者の方は、伝統的フランス菓子の著名店をライバルと呼び、誇りを持ってお菓子作りに励んでいます。
また長野県の障がい者施設で作っているお菓子は、都内の高級スーパーのロングセラー商品にもなっています。
航空会社の機内販売、百貨店のお菓子売り場……。福祉施設の中には、高いレベルの品質とおいしさが評価され、こうしたルートでお菓子を提供しているところもあります。

やさしいおいしさ 

私たちがふだん口にするおいしいお菓子は、手作りのものも高品質で、均質です。それらはプロの技術力に裏付けられています。一方、施設のお菓子には、少しだけ不揃いだったり、焼きにばらつきがあったりするものもありますが、もちろん、きちんと選別して出荷されています。

そこで、ふと気づいたのですが、私たちは世の中の商品体系の中で、完成度の高い均質さに慣れ親しんでおり、そうしたばらつきの楽しさやあたたかさを忘れつつあるのではないでしょうか。福祉のお菓子が、受け入れ側の社会のやさしさや大切な何かを思い出させてくれているような気がします。素朴でおいしい、一つひとつのクッキーに込められた人々の思い、背景にある物語、手作りの個性を楽しませてくれる….福祉のお菓子にはそんな素晴らしさがあると思います。

でも、その素晴らしさはまだまだ知られていません。もっともっと多くの人に知ってほしいと思います。そのためには、実は個々の施設だけでは難しい面があります。

施設との出会いで見えたこと

私は社会福祉法人で様々な障がい者支援施設の皆さまとお会いする機会をいただきました。同法人では、障がい者自立支援施設、特に政府の助成対象になりにくい小さな施設への助成を60年近く続けており、毎年約50施設に助成金をお贈りしています。その助成先にアンケート調査をお願いしたところ、20%ほどがお菓子作りをしていて、共通の課題を抱えていることがわかりました。

例えば、施設は商品開発に資金や人材を割くことができず、魅力的な商品ライン(品揃え)が作れないとか、販路開拓も同様でした。
そこで、改めてお菓子を作っている施設を数か所訪問し、詳しくヒアリングさせてもらうと、幾つかの問題点が見えてきました。

1つの施設でのお菓子の売り上げは町のお菓子屋さんよりもはるかに少なく、ロットが小さいので、パッケージや原材料等の仕入れ価格がどうしても割高になってしまいます。粗利も少ないため、販売委託先への十分な手数料を捻出するのも難しくなります。また、効率性・スピードを追求するわけにはいかない障がい者自立支援施設の特性上、生産量が安定しません。そのために販路の開拓も構造的に難しいのです。施設内で販売しているところもありますが、そもそも立地そのものがいいとは言えず、多くの施設が販路を官民の福祉イベントなどに依存しています。

それに追い打ちをかけたのがコロナ禍です。肝心の福祉イベントの多くが中止となりました。おまけに企業への販売も、外部の立ち入りが制限されたりテレワークになったりで、お菓子の売り上げが激減し、障がい者の方の工賃が従来の半分とか、5分の1とかになってしまったところもあります。

みんなで作るお菓子づくりの仕組み

そんな現状を知って、私たちにできることを、とにかく始めなければ……との思いが募りました。1つの施設では難しいけれど、皆で集まれば、共同での商品開発、ブランディング、食材・パッケージ等の仕入れ等々、もっと素晴らしい仕組みが作れるはず……。そんな思いで、sweet heart projectを立ち上げました。

そしてパティシエ、広報、マーケティング、ブランディング、メディア、アート、金融、農業、政治……さまざまな分野の専門家の方々にご相談しました。皆さんがそれぞれの分野で、「こんなことができる」と賛同の声を上げてくださいました。

例えば、パティシエの遠藤泰介さんは、少しだけ関わるのではなく、どっぷりと本気で施設の方々のお菓子作りのお手伝いがしたい、とおっしゃいます。多くのお菓子職人は自分の店を持つまでに有名店で修業し、製菓学校では学べないノウハウやネットワークを習得します。お店を開店してからも、1つひとつ新作を導入したり、季節ごとに新商品を投入したりして、商品ラインを充実させながら技術力を磨いていきます。そして、お客さんに喜んでいただきます。このようなプロセスや仕組みが福祉施設のお菓子工房にはありません。そこを施設の方々と一緒にできたらと思っています。手作りだからこそのやさしさを持ったおいしいお菓子をたくさんの方に知っていただくために。

たくさんの人のsweet heartで

私たちはこうした専門家の力を集め、福祉施設のお菓子作りをサポートし、活動を全国に広げて行きたいと思っています。そしてお菓子作りが、ハンディキャップのある方々の大切な職業、もっと大きな誇りとなることを願っています。

これからも、もっともっとたくさんの、さまざまな分野の方々が集まってくだされば、福祉の現状も変えられるのではと思っています。sweet heart projectは、まずはお菓子から始まりますが、福祉の課題にみんなで考えたり取り組んだりできるコミュニティになっていきます。

ぜひ、ご協力をお願いします。

皆さまのsweet heartが、社会をやさしくします。

sweet heart project実行委員長 東光篤子

福祉施設紹介

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セレクトショップ

福祉のお菓子は、ハンディキャップをかかえる方々が、社会と繋がり、働く喜びを日々感じながら、心を込めてひとつひとつ作っています。そのひた向きな想いはもちろん、ご家族、スタッフ、そして施設を支える社会…、たくさんのやさしさが詰まった、〝こころもからだもおいしい”お菓子やコーヒーを厳選してお届けいたします。

新作のお菓子

お菓子作りは、通常、製菓学校を出た後、有名店等で修業を積み、学校だけでは学べない技術、ノウハウ、ネットワークなどを獲得し、独立します。更に新しい商品を投入しながら技術力を磨き、商品力をつけ、魅力的な商品ラインを作っていきます。
一方、福祉施設ではレベルの高いお菓子作りをしているところもございますが、この修行の過程や継続的な商品開発が難しく、また商品ラインも限られています。

sweet heart projectでは、人気パティシエの遠藤泰介氏の協力のもと次々と新商品(パッケージを含め)の開発を行い、併せて技術指導を行います。原材料やパッケージの共同仕入れの仕組みという形で安価に福祉施設に提供します。これにより、福祉施設は、ノウハウや技術を取得し、商品開発力を磨いていくことができます。また適切な価格設定することで、適切な利益を上げながら販売委託などの仕組みを作ることもできます。そしてこの仕組みは、力の弱い小さな施設でも取り組むことができます。

sweet heart projectの新商品には、そうした意味があります。

アートとのコラボレーション

障がい者のArt brut(生の芸術)の豊かな表現で、sweet heartのお菓子の魅力を包みます。広げます。原画はこちらをご覧ください。

企業でのご利用について

お手土産、イベントでのご利用

ご活用の例

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オンライン会議での、一体感、コミュニケーションを促進させるお菓子

テレワークが続く中で、社員の求心力を高めるためにオンラインお茶会などを開かれる企業は多いかと思います。その際に、同じお茶とお菓子を楽しみながらというのは、とても効果的だと感じました。

小室淑恵様 ㈱ワーク・ライフバランス

“テレワークと「福祉のお菓子」が生み出す新しい価値”

コロナ禍で急速に広まったテレワークと働き方改革……。残業をなくしつつ、生産性向上をめざす企業のサポートをしている (株)ワーク・ライフバランスの社長・小室淑恵さんに、テレワークと「福祉のお菓子」の活用について、伺いました…(続きを読む

ご活用の例

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皆さまの声

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sweet heart project 実行委員会について

事務局 東京都中野区東中野2-6-14 梅若能楽学院会館内

実行委員長 東光篤子

http://sweet-hearts.org
facebook

パートナー

一般社団法人 Arts and Creative Mind
(ACM Gallery) http://aacm.tokyo

ACM Galleryは、障がいがあるなど社会とのアクセスが難しいアーティストをサポートし、企画展の開催や海外アートフェアへの出展、作品の国内外での販売を通して、彼らの活躍する場を創造するソーシャルファームです。全国各地を訪ね出会った作品を厳選し、取り扱い作家は54名に上ります。様々な表現する人たちとその作品は、私たちに新たな視点をもたらします。作品から放たれる個性とひらめきから、人々が多くを学べるように。そして、アートとともに暮らすことで、私たちの日常が、社会が、少しずつ変化していく。そうした体験を一人でも多くの方と共有し、仲間を増やしていきたい。そんな願いを抱きつつ、私たちは行動します。今後は、多様な人々が創るアートを軸に、自然と共生する持続可能な地域社会の構築のため農福連携事業を展開予定。

一般社団法人 AOAart
https://aoaart.or.jp/

Autistic or Artistic?=自閉症か、アートか?
AOAartは、この問いを原点に世界各地の仲間とともにアートを通じた様々な支援活動をしています。はじまりは2008年、北京の美術大学の若いアーティストたちが自閉症の人たちの創るアートに触れた時の感動でした。そこから芽生えた支援の輪が、韓国、イギリス、そして日本へと広がり、2014年に一般社団法人AOAartを設立しました。自閉症者のアート活動を支援するワークショップを月一回のペースで定期開催し、それぞれの個性を生かしながら質の高い作品を制作しています。また、展覧会やイベントの開催を通じて広く社会へと発表しています。

Green Blue Education Forumコンクール
https://gb-ef.org

Green Blue Education Forumコンクールは、「体験」を通じて「守り残したい環境、創りたい未来」について考え、発表するためのプレゼン動画コンクールです。
持続可能な社会の実現のために、主体的に参加する意欲を育むためには、「体験活動」が重要とされています。コンクールにおいて、Z世代などの若年層が思う環境の魅力、守り残していく上での課題、守り残すために自分たちが実践できる方策などを五感で感じて深い学びを得る体験の機会の場を提供することを目的として2019年よりスタートいたしました。現代と未来の世代との不公平をなくし世界を変えていく強い意志を抱き、想像力・思考力・判断力・表現力・共感力などを身につけて活躍する人材を発掘しています。

スペシャルサポーター

ヴイエムウェア株式会社
https://www.vmware.com/jp

ヴイエムウェアは、複数のクラウド上で柔軟にアプリケーションを実行するためのプラットフォームやサービスを提供している会社です。とても多くのお客様にご利用をいただいていますので、みなさんが日々お仕事や生活で使っているアプリケーションは、実はヴイエムウェアのソフトウェア上で動いているかもしれません。また、サステナビリティやDEI(多様性、平等、インクルージョン)にも積極的に取り組んでいます。sweet heart projectさんのお話を聞いてその趣旨に深く共感をし、それ以来お付き合いをさせていただいています。これからもより良い社会の実現とデジタル化の支援に力を注いでいきます。ヴイエムウェアの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

支援を通じて「ありがとう」の気持ちを伝えたい

横浜冷凍株式会社
https://www.yokorei.co.jp/

横浜冷凍株式会社は、「会社は社会の公器であり、利益は奉仕の尺度である」を企業理念に掲げ、1948年の創業以来70年以上にわたって、冷蔵倉庫事業と食品販売事業を主軸に食の安定供給を通じて地域社会への貢献に積極的に取り組んでいます。
また「人」「もの」「地球」にやさしい企業としてSDGs(持続可能な開発目標)達成にも注力しており、SDGsへの取り組みの一環として、ハンディキャップのある方を支援するsweet heart projectの活動を応援しています。

プレステージ・インターナショナル アランマーレ
https://www.aranmare.jp/

プレステージ・インターナショナル アランマーレは、地域と競技が異なる3チームが活動する女子スポーツチームです。​「地域の皆様に愛され、共に成長する」「女性が活躍できる場を増やし、女性応援のシンボルとなる」をコンセプトに、スポーツチームとしての新しい価値の創造を目指しています。​アランマーレでは、 sweet heart projectの想いに賛同し、社内イベントや手土産、各チームのホームゲームなど、様々な場面でお菓子を活用してきました。​そして『スペシャルサポーター協定』を締結したことで、さらなる活用機会の創出と相互の連携強化を目指しています。​今後もsweet heart projectと共に、お菓子を通じた地域貢献ができるよう、3チーム一体となって活動してまいります。​

株式会社トプコン
https://www.topcon.co.jp

トプコンは、『「医・食・住」に関する社会的課題を解決し、豊かな社会づくりに貢献します。』を経営理念に掲げ、「医(Healthcare)」、「食(Agriculture)」、「住(Infrastructure)」それぞれの分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションを提供しています。
トプコンでは、2006年より年末年始にクリスマスイルミネーションを実施しており、今回見学にこられた地域住民の方々向けのギフトにSweet heart projectのお菓子を採用させて戴きました。お子様をはじめ皆様に大変喜んで戴きました。今後もSweet heart projectの趣旨に賛同し「福祉のお菓子」を、社員をはじめ地域の皆様や取引先に楽しんで戴ける様取り組んでいきます。

トプコンから広がるやさしい想い